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スペシャライズド公式オンラインストアが2015年9月29日(火)午前10時にオープンいたします!

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今後はこちらの新しいブログから、最新情報を定期的にお届けいたします。

2015年8月13日木曜日

リオ五輪トライアスロン テストイベント

国際トライアスロン連合(ITU)は、2016年リオ五輪のテストイベントを8月2日(日)に開催しました。


その舞台となったのは、かのコパカバーナ海岸です。このレースは、各国連盟のリオ五輪出場選考会にもなり、トライアスロン界では今年、最重要レースの一つとして数えられています。週末は、スペシャライズドには素晴らしいものとなりました。女子では1、2位、男子では1,2,3位と表彰台を独占です。


グウェン・ヨルゲンセンの機材が用意されたトランジッションエリアは、嵐の前のように静まり返っていました。そして午前 9時、女子レースがスタート。まずは、コパカバーナ湾1周1,500mを泳ぎます。


グウェン、ノン・スタンフォード、そしてバルバラ・リベロスを含む先頭集団は、いつになく大きなものでした。



バイクパートは、T字状のコースを 8周合計41.6km。毎周回、急な上り坂、うねるような下り坂を走った後の海岸へのセクションでは、またなだらかに大きな集団が形成されました。バイクパートが終わり、ランから真のレースが始まります。トップはグウェンとノンを含む4人へと絞られます。残すところ3km、グウェンは一気にペースを上げます。そのグウェンの背中を最後まで見続けられたのは、ノンだけでした。


「ロンドン五輪のあと、このレースのため努力を重ねてきました。来年またここに戻ってくることを、うれしくそして楽しみにしています」
―グウェン・ヨルゲンセン


「これは最初の一歩です。でも、もっとも大きな一歩だとも感じてます。その一歩を踏み出せれば、次はもう少し簡単なものになることでしょうね。

今日はどうなるのか、まったく予想できませんでした。でも、ここ 8週間はとてもよいトレーニングができていましたし、それまでどこででもトレーニングしてましたからね。2月を振り返れば、その時は歩くことだけを考えていました。それを考えると、今日2位になったというのは、大きく進歩した証拠です。これまでで、一番うれしい日になりました」
―ノン・スタンフォード

力強く走ったバルバラ・リベロスは5位でしたが、それでも彼女は7月にトロントで行われたパン・アメリカン・ゲームスで優勝しており、チリ代表の座をものにしています。


女子の部が終わり、続く男子の部がスタートするころには会場は熱気に包まれていました。今、ブラジルは冬ですが、スタート時刻午後12:30時点の気温と湿度は、ライダーを痛めつけるほど高いものとなりました。


トランジション・セクションには多くのバイクがならび、ビンセント・ルイのS-Works TARMAC と TRIVENTシューズも用意されていました。

今回のバイクコースには上りが2つあり、しかも最初の1つめは一部勾配20%と特に厳しいものでした。そして、その間にあるアトランティカ通りは地元の観客で埋め尽くされた3kmの高速な平地セクション。


差をつけやすい、あるいは遅れを挽回できる可能性がある上りで仕掛けるためにS-Works TARMACを選んだルイ。そして、高速巡航する先頭集団のなかで脚をためつつランに備えたいS-Works VENGEを選んだゴメス。上りか、平地か... TARMAC かVENGE か。バイクチョイスに選手のアイデアが見られるところです。

オリンピック・トライアスロンは、開催都市を代表するアイコンとも言える場所からスタートする素晴らしい伝統を引き継いでいます。2000年にはシドニー・オペラハウスから、ロンドンではハイドパークから、そしてリオデジャネイロでは、コパカバーナ海岸からスタートするのです。

男子レースは、スイムからトップ選手にのみふるい落とされました。ハビエル・ゴメス・ノヤ、ビンセント・ルイを含む10名で形成された先頭集団は、ゴール付近では8名となりました。


平地が10km続く高速セクションで、スペシャライズド・アスリートふたりは肩を並べんばかりの走りでしのぎを削りました。ハンブルグではゴメスを圧倒したルイでしたが、今回は6度の世界チャンピオンに輝いているハビエルが強さとしなやかなバネを見せつけました。ハビエルは、最終2周回を1人で走り、スペイン代表の座を手にしました。


「リオへの切符を手にいれることができた。本当にいい気分だよ。タフなレースだったけど、コースを存分に楽しんだし、何よりいい気分だった。

世界選手権に向け調整していたから、ランでは最後の2周のために力を温存していたんだ。それでも勝てたのはよかったね。簡単だったとは決して言えないけれど、すべては予定通りに進んだ。それがとてもうれしいよ」
―ハビエル・ゴメス


ビンセント・ルイもフランス代表として、リオ出場が決定。また、リチャード・マレーは、今日のランでの最速タイム30分30秒をマーク、先頭の2人に1分の差まで詰め、3位でフィニッシュ。これでリチャードは、2016年リオ五輪南アフリカ代表としてスタートラインに経つことになりました。

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