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2015年6月3日水曜日

コンタドールとファビオ・アルたちと振り返る、3,486kmを走ったジロ・デ・イタリア2015

[PHOTO]ロードバイクに乗る方ならだれもが憧れるだろうグランツールの表彰台。




ジロ・デ・イタリア2015は、21のステージを走り、イタリア半島の北から南までを結ぶ壮大な旅。総合順位の1位から3位を、スペシャライズドのサポート選手が獲り、多くのステージ優勝を挙げました。それ以上に、私たちライダーに感動と興奮を与えてくれ、またプロ選手としての誇りをもって偉大なレースを走りぬいた選手にまず「Grazie di cuore!! (グラッツェ・ディ・クオーレ/心からありがとう!)」。

さて、ジロ・デ・イタリア2015を総括すると以下のようになります。


  • アルベルト・コンタドール、ファビオ・アル、ミケル・ランダ、ロマン・クロイツィゲル、ダリオ・カタルド、そしてリゴベルト・ウランが総合16位を10から13ステージの4ステージ連続で独占しました。
  • パオロ・ティラロンゴが1回、ミケル・ランダが2回、ファビオ・アルが2回、そしてイルヨ・ケイスが1回ステージ優勝。
  •  98回ジロ・デ・イタリアの21のステージの多くでバイクはTarmac、ヘルメットはEvadeあるいはPrevailが主な使用され、また2つのTTステージではShivS-Works TT ヘルメットがチョイスとなりました。
  • 総走行距離 3,486km
  • 総獲得標高 23,581m
  • 登坂距離 400.7km
  • TT走行距離 77km
  • ジロをスタートしたSpecializedサポートライダー数 27
  • ジロを完走したSpecializedサポートライダー数 24
  • ステージ優勝 6
  • ピンクジャージ(マリアローザ、総合首位)獲得期間 17
  • ホワイトジャージ(ヤングライダー賞)獲得期間 17
  • トップ10獲得回数16
  • 総合トップ5獲得回数 20
 

こういった素晴らしい結果は、ライダー、メカニック、その他大勢のスタッフが一丸となって実現したものです。


グランツールの摂理には、総合優勝という大ゴールの実現に影響する重要な要因が多くあります。総合優勝は、たいていライダーが数ヶ月も前からチームやパートナーたちと共に始めていた綿密な努力のごく一部の結果なのです。

そして、Specializedにも、彼らのレースを支える重要な役目がありました。



いままで、サイクリストがもっとも憧れるレースで勝利を、それも時には連続して、サポートチームと一緒になって実現してきたましたが、それは私たちのミッション ―つまり存在するうえでもっとも高性能な機材とそれを有効利用する知恵をライダーに与えること― が少なからず影響しているはずです。Specialized Racing という、プロチームに帯同するSpecializedの専門部署には優秀なライダーと製品デザイナー、人間工学や科学のエキスパート、ボディージオメトリーフィットの専門家がいます。それぞれの立場から、多角的にプロチームをサポートしているのです。




Specializedの製品開発部門は、レースで勝つための機材を絶えず開発していますが、この開発は様々な形でライダーからのフィードバックを集めたデータに基づいているのです。ジロ・デ・イタリア2015では、過去のデータが役立てられ、そして新しいデータが収集されました。

私たちの未来は明るく、希望に満ち溢れたものであり、ライダーが乗るバイクとそこから得られるメリットを彼らに正しく伝えて、万全の機材、フィジカル、メンタルを伴ったうえでスタートに立たせるために、より一層の努力を重ねていくのです。


以下、選手から受け取ったコメントです:


総合2位でジロを終えたファビオ・アル:

「2014年の結果より、さらに上を目指せるようジロに来たんだ。


ジロ直前まで体調不良だったけど、2位を獲得できて誇らしいよ。この3週間で僕のチームは最強であることを証明できたし、5つのステージ優勝とチーム優勝を獲った。アスタナの力量を、みんなに理解してもらえたんじゃないかな。最高の気分さ。


ここに到達するまでの努力が報われたのを感じるよ。機材の違いによる差を理解するといった、細かなことが役に立った。Specializedのおかげで僕はエネルギーを蓄えて重要な局面で頑張れるように、機材の正しい組み合わせを選べるのさ。準備を整えてまた集中できるよう、今は少し休む。ツールには絶対に出るよ」。



総合3位で終えたミケル・ランダ。ジロ2015で飛躍したライダーのひとり。

「これが2度目のジロ出場。このレースが始まったとき、僕の目的はチームリーダーのファビオ・アルをサポートすることだったんだ。でも、マドンナ・ディ・カンピーリオとアプリカの2つの重要なステージで勝てるとは思ってもいなかったよ。一生忘れられない経験になったね」。



総合優勝したアルベルト・コンタドール:


「この素晴らしいジロ・デ・イタリアを勝てて最高に幸せだ。

グランツールには勝つために出場したけれども、何が起こるかなんてまったく予想できない。この21日間で落車、予期せぬアタック、エネルギー切れなど、ジロでは最後まで様々なことが起きた。

集中と決意がこれ以上ないほどに重要となり、Specializedから得られるテクノロジー頼ることができるのは本当にありがち。タイヤやフレーム、ヘルメット、できるだけ無駄を省いて差を生み出せし、ライバルよりも速く走ることにつながるものはなんでも取り入れなければいけないんだ。

あまりに険しいモルティローロ峠を上り、フィネストレ峠では脚が残っていなかった。回復にどれだけかかるのかは分からない。本当に疲れているから、時間が必要なのは確かだ。それでもジロは美しくて、そして僕にとっては特別なんだ。

今回のジロは、とくに感情的になるな。最後のレースとしているからね。でも、先のことなんてわからないよね。絶対なんてないんだから」。


コンタドールが2015年シーズンに狙うは、ジロとツール・ド・フランスのダブル優勝。その1つ目の壁を越え、7月4日(土)開催の次の舞台に向けて回復に努めます。

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