お知らせ


【お知らせ】

スペシャライズド公式オンラインストアが2015年9月29日(火)午前10時にオープンいたします!

公式オンラインストアのURL: specialized-onlinestore.jp  

あわせて新しい公式ブログも同時にオープン。

新公式ブログURL:specialized-onlinestore.jp/contents/blog 

今後はこちらの新しいブログから、最新情報を定期的にお届けいたします。

2011年10月21日金曜日

宮澤崇史選手のサクソバンク入団決定!

サクソバンクのプレスリリースを掲載します。なお、報道関係者の方で、詳細について知りたい方はチームサクソバンクへお問い合わせください。


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報道関係者
プレスリリース

20111021
チーム・サクソバンク・サンガード


宮澤崇史選手がチーム・サクソバンク・サンガード2012年新チームラインアップに加入」

この度、ファルネーゼ・ヴィーニ - ネーリ・ソットーリ所属の宮澤崇史選手が2012年シーズンより世界的なデンマークの自転車プロロードレースチームのチーム・サクソバンク・サンガードへ1年契約で加入することが決定いたしましたので、この場を持ちまして発表させていただきます。

チーム・サクソバンク・サンガードのリース監督は次のように述べています。

「宮澤選手はワールドツアーに参加しているチームの選手の一人になる実力を十分に持った選手です。常にチームの勝利を優先するチームプレーヤーと同時に、人間的にも誠実な素晴らしい選手です。アグレッシブなライディングと安定したパンチャー(アタック力に優れいてる)でもあります。宮澤選手をチームの一員として迎えることができ、大変嬉しく思います。」

宮澤選手は、9月にベルギーで行われたレース「イゼヘムクルス」では優勝し、「パリ・ブリュッセル」レースでは5位、先日デンマークコペンハーゲンで行われたレースでは日本代表の一員として参加しました。過去には2010年に日本の全日本選手権ロードレース優勝を遂げています。

今回の加入について宮澤選手は次のように述べています。

「まずは、自転車ロードレースチームの最高峰ともいえるワールドツアーに参戦出来ることになり非常に嬉しく思います。また何よりも加入するチームがサクソバンク・サンガードであるという事実に興奮を隠しきれません。違うチームに在籍した際にも、このチームのアグレッシブなスタイルとチーム連帯感を観るのが好きでした。また、リース監督の元でレースができる事で、僕にとっても非常に色々な事が学べる機会だと思います。」

「今回は初めてのワールドツアーとなりますが、僕はルーキーではないですし、ヨーロッパでのレース経験もあります。チームへの勝利に貢献することが、一番の目標ではありますが、チャンスがあれば勝利も狙ってゆきたいと思います。今はチームの一員としてスタートした思いで一杯です。」

宮澤崇史選手のプロフィール:
出身地 :長野県長野市
生年月日  :1978227
身長/体重 :165cm60kg

2011年活動実績:
ツール・ド・ランカウィ: 6st 3位、 7st 6位、 9st 6
アジア自転車競技選手権大会 エリート・ロード 6
イゼヘムクルス(ベルギー) 優勝
Paris-Brussels/Paris-Bruxelles」(フランス-ベルギー) 5
ロード世界選手権大会 日本代表選出 30

【Test The Best・2012モデル試乗会】10/29(土)輪工房(千葉県野田市)

 







 
☆ Test the Bestとは、ベストな製品を試していただく、SPECIALIZED 試乗プログラムです。


イベント名 : 【Test The Best・2012モデル試乗会】 輪工房

日   時 : 2011年10月29日(土)
         9:00~15:00(予定)

問い合わせ先 : 輪工房
            千葉県野田市上花輪1235
            (04)-7124-6491
U R L     : http://www.japanmtb.com/

開催場所 : 野田市スポーツ公園 イベント広場
         地図はこちら

参 加 費 : 無料

【試 乗 車】

・ S-WORKS VENGE DA  49 52 54 56

・ S-WORKS TARMAC SL4 DA 49 52

・ TARMAC PRO SL4 DA 54

・ S-WORKS AMIRA SL4  44 48

・ SW EPIC FSR CARBON XTR 29   S M L

・ SW SJ HT CARBON XTR 29    15.5  17.5  19

※試乗車は変更される可能性があります。
※必ず「写真付き身分証明書」をご持参ください。
※今お使いのペダルに付け替えての試乗も可能です。(ない場合はフラットペダルをお付けします)
※天候等により開催時間等、変更する場合があります。

ご希望のBIKEでたっぷり走っていただくために、ご予約を受け付けています。
BIKEご予約は、rinmtb@sea.plala.or.jp メールにてご連絡ください。
空いている時間は、ご自由にお乗りいただけます。

その他詳細は、輪工房さんブログでご確認ください。


ご来場お待ちいたしております!




S-WORKS VENGE DA
¥980,000(税込)

S-WORKS TARMAC SL4 DA
¥850,000(税込)
TARMAC PRO SL4 DA
¥500,000(税込)
S-WORKS AMIRA SL4
¥820,000(税込)

SW EPIC FSR CARBON XTR 29
¥900,000(税込)

SW SJ HT CARBON XTR 29
¥750,000(税込)





2011年10月18日火曜日

小松さんのアイアンマン世界選手権出場記

弊社「トライアスリート部長」?としてもうお馴染みの小松さんが、日本でいち早くNew Shivに乗り、アイアンマン世界選手権に出場しました。 世界でわずか2,000名しか出場できない貴重なレースのリポートをどうぞご一読ください。

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スペシャライズドの小松です。

以前から個人的・会社的にも宣伝(喧伝?)をしておりましたが、108日にHawaii, Konaで開催された世界のトライアスリートの夢の祭典Ironman World Championshipに出場してきました。レースレポートの前に、雑感を少々。

アマチュアの部のスタートは朝7時で、制限時間は深夜0時までの17時間となっています。友人には「Hawaiiでは深夜0時の最後までレースを観戦すべき」といわれていたので、ゴールした後シャワーを簡単に浴び、20時ごろからゴール付近で観戦しました。当然この時間帯にゴールする選手の年齢層は高く、我々の年代と比較すれば絶対的なタイムは遅くなります。

でも、私が75歳、いや、65歳になった時にIronmanの距離のレースに参加していることは想像も出来ず、彼らがゴールする様子を見るのは言葉では言い表せない感動があります。実際夜22時を過ぎると、ほとんどの選手はゴールしているので、頻繁に選手を見ることは出来ません。

そして、8ビートの音楽が大反響し、大観衆を飽きさせません。記憶が正しければ、2340分頃に日本人の女性がゴールしました。2359分を過ぎたときに、一人の選手が帰ってきました。大観衆が彼を後押しします。残念ながら、00002秒でゴールしたため、失格です。

それでも、皆の心の中ではこの選手はIronmanです。スポーツがいかに感動を与え勇気づけるか、選手として出場しないでもこの場にいるだけで肌に伝わります。

レースのMCは約1,800人の選手全員がゴールするたびに選手の名前、国名、出身地を呼びあげ「You are an ironman!」と雄たけびを叫びます。トライアスロンというスポーツは年齢にかかわらず、誰でも挑戦することが出来ます。そして、ゴールした人皆が勝者なのです。年代別80歳以上の優勝者(80歳以上の出場者は3名だけですが)が優勝スピーチで「鍛錬すれば、昨年の自分より強い自分を作ることが出来る、これがトライアスロンの魅力だ。」と言っておられました。

Ironman World Championshipのイベント自体にアメリカ人特有の演出が効果的にちりばめられているのは否定しませんが、努力することの高潔さがひしひしと伝わってきます。だから、トライアスロンはこれだけ多くの人々を魅了するのでしょうね。


さて、本題に入ります。


5日(水)に日本を出発、Hawaiiには同日の朝到着という旅程にしました。Ironman World Championshipに出場すると決定してから、なんとスペシャライズドの本社より新型トライアスロンBikeであるShivをプレゼントされました。世界選手権に出場するなんてそうそうあることではないので、レースを楽しみたいという気持ちの半面、New Shivの名に恥じない走りをしないといけないというプレッシャーもありました。今までやってきた練習量を信じるだけです。

新型Bikeに興味ある方は以下のリンクへ、掛け値なしにこのBikeはロケット並みの速さです。

8日の朝は3時半に起床、おにぎりを5個食べてレース会場に向かいます。日の出は6時ごろなので、あたりはまだ真っ暗です。Body Marking(腕にレース番号をマークすること)をしてもらい、Bikeに水を補給します。準備万端、十分ストレッチをした後Swimの会場に向かいます。

続々と集まる選手たち

















今まで日本とアジアのレースしか経験していない私にとり、大型選手ばかりの世界選手権。立ち泳ぎしてスタートを待っている間、大型の欧米の選手の脚や腕がガンガンあたります。痛いのなんの。。。サッカーの長友選手等がヨーロッパでフィジカル面でも負けないでプレーしているのと比較すると、私は非常に貧弱で情けなく思えます。。 筋肉隆々で体重を増やす必要はありませんが、フィジカル面で負けない体を作ることが来年以降の課題の一つであること、Swimのスタートが始まってすぐに分かりました。

スタート


















多分は私は左から3つ目の集団の中にいたと思う。。。



















 













予選とは異なり、他人の脚を引っ張ったりするマナーの悪い選手はさすがにいませんが、これだけの大集団になるととても自由に泳がしてくれません。大型選手がガンガンあたってくるたび、真っすぐ進めずににコース取りがやり直しとなります。20分ほどすぎると、集団もばらけてようやく普通に泳げるようになります。さすが、世界選手権だなと驚くのは、周りに多くの女性選手がいること(Swimming capが青が男性、ピンクが女性のためすぐわかる)です。こんなに女性に囲まれて泳いだレースは過去一度もありません。。。

泳いでいるときは調子は悪くないと感じていましたが、Swimの結果をみてみると、「えっ!こんなに遅いの??」というタイムでした。コース取りが全然うまくいっていなかったと思われます。

ハワイではウエットスーツ禁止です。今回のレースは本社からもらった、Triスーツを使用しました。(ただ、パッドの部分があまりにも薄いので、Bikeパートでは自転車用のショーツをはきました。)

























世界選手権であることがまざまざとする光景がT1に待っていました。私の周りにはBikeが半分くらいしか残ってないのです。「えーまじかよ、半分以上の人が僕より速いのかよ!? 今まではトップクラスでT1に帰ってきたのに。。。」愕然とします。でも、今年になってから断然得意になったBikeで巻き返しを図ると決意します。
New Shiv発進です。
























New Shivはその空力をいかんなく発揮します。たまに、とてつもなく速い欧米選手に抜かれますが、それ以外は自分の方が明らかに速く多くの選手を抜いていきます。さすが、世界選手権。ドラフティングをしている選手はほとんどありません。縦1列に等間隔に並んで延々とBikeの列が続きます。追い風参考ながら手元のサイクルコンピューターでは最初の60KM1時間37分台で入りました。 この時Bike5時間を切れるんじゃないかと本気で思いました。その後に迎える3つの悪夢があるとも知らず。。。。

一つ目の悪夢(というか、「やっちまったぜ」という私のちょんぼ)
70KM付近のだらだらとした登りで、前の選手をなかなか抜くことが出来ないため、ドラフティングの状況がかなり長時間続きました。これは、まずいなと思いましたが、時既に遅し。マーシャルがやってきてRed Card。(ドラフティング 次のペナルティBox4分間足止めとなります。)

4分のペナルティに精神的ダメージは結構大きかったですが、いつまでもくよくよしてられません。このBikeコースではかなりの頻度でGel系を含むエイドステーション(AS)があることがわかったので、75KM付近から折り返し地点までの約15KM続くきつい登りの前に用意したアミノ酸を全て補給しBikeを軽くするためボトルを捨てました。また、どこにあるのかわからないけど、次のペナルティBoxでは4分間足止めされるので、これはいい休憩になると前向きにとらえガンガンこいで行きました。

連続した二つ目、三つ目の悪夢:登っても登っても折り返し地点が見えない。補給食が足らなくなってきた。腹が減ってきた。。。。やばい。。。。。ようやく見えた折り返し地点。すぐ近くにペナルティBoxもあります。4分間の一時停止の間にとりあえず、小便をしてGel補給だけはします。ペナルティBoxを出てからは下りです。ゴリゴリこげるはずなのに力が入らない、ピーン と脚がつりました。軽いハンガーノックと脚つり。スピードが出ません。女性選手たちにも抜かれる状況になりました。


















周りは溶岩が固まったもの。
前半の余裕は全くない瀕死の状況。。






























後はひたすらASGelをもらって補給食を絶やさないようにしましたが、結局Bikeパートの最後まで体が復活することはありませんでした。補給がうまくいった宮古島とKoreaでは重くなることを犠牲にしてでもBikeに固形物の補給食を搭載しており、腹が減りそうになった時補給食を食べて復活していました。

例年に比べ今年はまだ穏やかであったそうですが、Konaの風は噂通り。Bikeがひっくり返るんじゃないかと思う横風がたまに吹き荒れます。レースの翌日車でBikeコースを走ってみましたが、Bikeに乗っているときにはあまり気づかなかったですが、かなりアップダウンがあり、こりゃきびいしいコースだ改めて感じました。今回のBikeのミスは前半のオーバーペースとそれによるエネルギー切れと、補給ミス。全て自分の判断ミスです。

Bikeの時からGelばかり摂っていたので、Runのスタートから吐きそうでたまりませんでした。また、Bikeの際攣った脚がビリビリします。42KM走り切れるのか? 正直不安で仕方ありませんでした。

エネルギー補給はちゃんとする必要があるのでACではオレンジとGelを口に入れ、後は水で流しこむという作業を繰り返します。最初の15KM程はKonaの街の美しい海岸線沿いを走ります。沿道で応援してくれる人の数が半端ではありません。さすがに彼らの見ている前で吐くことはできないので、喉まで胃液が出てきても我慢します。























1キロ6分のスピードしか出ません。AC以外では絶対に立ち止まらない・手を抜かないとレースの目標を変更せざるを得ませんでした。私より明らかに年配の選手にもどんどん抜かれます。半分を過ぎたところ当たりで、エネルギー切れから復活したように感じられましたが、脚の復活はありませんでした。Runをスタートしてから約4時間後、再びKonaの街に戻ってきます。ものすごい大歓声です。たまに日本語で「がんばれー」という声援も聞こえますし、「Good Job! Ryo!」とゼッケンに刻まれている私の名前を呼んでくれる人もいます。

Runスタート時より元気になりました。
























沿道の人たちとハイタッチ


























結果は以下の通り、ほぼちょうど平均点というところかな?
 
距離(KM)
タイム
全体順位
年齢別順位
Swim
3.8
1:08:39
 
Bike
180
5:52:58
Run
42.2
4:01:32
合計
226
10:44:27
873/1918
105/209

一つだけわかっていることがあります。今回のレースは不完全燃焼でした。Konaを楽しむというお気楽な気持ちがあったのも否定できません。私のような普通の人間が世界選手権に出るというだけで、自分をほめてあげたいとちょっと誇りに思ったりしますが、今までの人生最大級のイベントに本来発揮すべく力を出し切れなかったのは悔やんでも悔やみきれません。来年ハワイを目指すか? と問われるとまだ即答できませんが、必ずやいつかKonaに戻ってきて、今回の自分を超える(Timeや順位ではないことここまでお付き合いされた方はお分かりになると思いますが)と決意を新たにしました。

























レースの1週間前に昔歯の治療で詰めていたものが取れてしまいましたし、Hawaii滞在中にも歯が欠けました。ぐしゅぐしゅしている鼻の治療も必要ですし、今年12日からトレーニングを続けてきた体にも休養が必要です。10月はゆっくり休みます。

















来年の宮古島でお会いしましょう。必ずや今年より強い自分をお見せします。

小松






2011年10月14日金曜日

SAXO BANK SUNGARD x ASTANA サイン会 @ Specialized Concept Store

『SAXO BANK SUNGARD x ASTANA サイン会』








ツール・ド・フランスやパリ~ルーベなど世界のトップステージで戦うUCIプロツアーチームを見れる数少ないレースが・・・JAPAN CUPです!


2011 JAPAN CUP ではSPECIALIZEDに乗る選手がなんと2チームも参戦いたします!


北京五輪タイムトライアル銀メダルのグスタフ・ラーション率いるサクソバンク・サンガード。
そして2011年のジロ・デ・イタリアで新人賞を獲得したロマン・クロイツィゲルが率いるのはアスタナ。
今年のジロ19ステージで感動のステージ初優勝を飾ったパオロ・ティラロンゴも参戦予定です。


そんな贅沢なメンバーで行われる2011 JAPAN CUP もの凄く盛り上がるでしょうね!


さて今年もJAPAN CUPの翌日に、その選手たちがコンセプトストアに来てくれます。
めったに会えない世界のスーパースターに会えて、サインをもらえるチャンスです!
是非この機会をお見逃しなく!


※出席選手は大会出場選手に準じます http://www.japancup.gr.jp/2011/



『SAXO BANK SUNGARD x ASTANA サイン会』




日時:2011年10月24日(月) 17:00~18:00(1時間のみ)


会場:スペシャライズド・コンセプトストア(東京都渋谷区)


お問い合わせ先:03-5411-7545
定員:先着 30名様(当日11:00AMより2Fレジにて整理券をお配り致します)
料金:無料


*サイン会の当日は交通事情などによりスケジュールが大幅に変わる事がございますのであらかじめご了承ください。


【10/19追加】
先着30名様以降のお客様もお時間のある限りサイン会を続けさせて頂きます!
平日ですので、会社帰りの方もいらっしゃるかと思います。
確実とは・・・言えませんが、ぜひ諦めずにお越しください!
皆様のご来店を心からお待ちしております。         スタッフ一同
 
 

2011年10月12日水曜日

片山プロ(♀)のテストライドリポート

Test Ride Report
Bike : Fate Comp Carbon 29 15インチ)
Rider : Rie Katayama (身長157cm
使用期間:2週間

ジャパンシリーズ最終戦である瀬女大会を含めて2週間、女性用カーボン29erであるFateのテストライドを行いました。使用したモデルはFate Comp。ポジション出しのためステム、サドル、シートポストを交換し、レースではホイールも交換しました。それ以外のパーツなどは全て試乗車のままです。

今シーズンのメインバイクは女性用26インチフルサスのERA2004年から常に26インチフルサスを乗り続けてきました。先月は26インチのハードテイルを乗ってみましたが、その変化よりも明らかに違うのが29er。「全く新しい乗り物」というワクワク感がありますし、新兵器でどこまで成績を伸ばせるかという新たな可能性も感じます。乗り方やポジションなどまだまだ詰めるべきことはありますが、全体的な感想としてはぜひ来年のレースで本格的に使ってみたいと思えるバイクでした。

レースシーンで年間を通して、海外のレースを含めて使うにはさらなる軽量化と性能アップのために交換したいパーツは沢山ありますが、ホイールだけ交換すれば国内レースで充分通用するクロカンバイクがこの値段で買えるというのはかなりコストパフォーマンスが良く、お勧めのバイクです。

以下、テストライドのレポートです。
また、瀬女大会のレースレポートはこちらにあります。














 
*ポジション*
轍屋にてBG-Fitをしながら煮詰めていった。バイクが変われば乗り方も多少変わって、ポジションも変化していくものだと思うので今まで乗っていたERAと全く同じではないけど、出そうと思えば同じポジションも問題なく再現できる。小柄な女性でさらにレース仕様となるとポジション出しがネックだと思っていたけど、それは問題ないようだ。

瀬女のレースではSPECIALIZED100mm17°ステムにシムを入れて-21°で使用。今までよりもサドルからハンドルまでの距離が3cm長くなった。29インチは慣性を使ってバイクを転がしていきたいのでロードに似た「遠く・低く」のポジションにしてみたくなる。けど、行きすぎると凸凹のあるオフロードでケイデンスをキープするのが難しくなる。踏みだけのペダリングになってしまって後半まで体力が持たないので注意。

ハンドル幅は今までよりも2cm長い620mm、バーエンドはなし。下りで障害物があってもBIG Wheelは減速せずにどんどん加速していくので、ハンドル幅を広くして抑え込みたいのが幅を広げた理由。

*下りの走破性*
初めて29erでオフロードを走った時に驚いたのが下り始めの加速感。26インチの感覚で乗っていると重心が後ろに置いていかれてしまうほど加速が良い。木の根などの段差がとても小さく感じられ、何も操作しなくても、ラインを間違っても、とりあえず下れる安心感がある。

ブレーキング時もタイヤの接地面積が大きくてグリップが良いので安定している。ブレーキをかけるとバイクは不安定になるものだけど、まだスピードが出せないオフロード初心者の人はスピードを出せるライディングに慣れた人よりもよりハードなテクニックを要してますます大変に…という問題をクリアーできるのでは?29erならゆっくりスピードでも安定して下ることが出来る。


レースという観点ではとにかく加速が良いのでそれに応えられるだけの技量がライダーに必要だと感じた。もちろん26インチと同じスピードで下るならより余裕があるのだろうけど、限界まで攻めるとさらにスピードが出るので、それに対応する技術が欲しい、とレースで感じた。

*登りの走破性*
最初にトレイルライドに出かけたとき、斜度のある登りが楽に登れることに驚いた。バイクが安定しているのでじっくり踏んでいってもグリップが良く、前に進むことが出来る。26インチだと素早くトルクをかけないとバランスを崩して転びそうになる斜度のある登りをのんびりとしたペダリングでも恐怖心なく登りきることが出来る。パワーの小さい女性には嬉しいことだ。

この日は普通のアルミホイールにチューブドタイヤだったので「のんびりトレイルライドならメリットを感じるけど、レースとなると車輪の大きさと重さを感じて辛いな」というのが正直な感想だった。巡行に入れば速いけど、コーナーの立ち上がりや、何かを乗り越えた後の再加速がかなり重く時間がかかるのだ。先を急がないトレイルライドならじっくり踏みなおせば問題ないけど、レースではそうはいかない。





しかし、瀬女でレースのときにRovalのカーボンホイールとS-WORKSタイヤをチューブレスで履いたら驚くほど印象が変わった。全く違うバイクともいえるほど乗り心地が違う。レースで戦うには、29インチの場合特にホイール周りの性能と軽さにはこだわった方がよい。26インチよりもかなり大きな影響を与えるのがホイール周りだと感じた。

*コーナリング*
タイヤの接地面積が大きくてグリップが良いので安定して曲がれる。私にとっては26インチよりも曲がりやすい。29erの弱点がコーナリングというのは昔の話なのかもしれない。